信州塩田平の文化財
ここは信州の鎌倉と呼ばれ由緒ある寺社が数多く残されています
石段を登ってさらにのぼって
その上には 目を見張る雄大で荘厳な「塔」が現れます
・・・・・前山寺・・・・・
参道の両側は欅の巨木が並ぶ通りで市の天然記念物
820年頃空海上人が創建
この塔の特徴は 2,3層に扉も窓も無くまた廻縁も勾欄もなく
横板壁を張り付け各柱の下部から 長い貫が四方に突き出ている
これは未完成のため・・しかし見た目には不思議さは感じられない
ここの庫裡でいただく「くるみおはぎ」は絶品です
・・・・・安楽寺 国宝 八角三重塔・・・・・
鎌倉時代末期に建立された わが国最古の禅宗様建築である
鎌倉時代に宋から禅宗に伴って伝来した様式で
初重に裳腰階(もこし)をつけた 珍しい形式である上に
細部もまた禅宗様の形式からなり 類例が少ない
・・・・・大法寺 国宝 三重塔・・・・・
創建は701年 文武天皇の勅願により藤原鎌足の長子「定恵」が開山
高台にある三重塔は1333年に建立され 三重塔屈指の名作とされ
その美しさから 「見返りの塔」 の異名を持つ
そのほか
・・・・・北向観音・・・・・もお参りしてきました
南向きの善光寺に向き合っていることから
「北向観音」または「裏善光寺」とも呼ばれ
善光寺が「未来往生来世の利益」を祈願するのに対し
「現世の利益」に御利益があるので 片方だけ参るのは方詣りと呼ばれている
by kigimama | 2012-05-31 18:25 | Comments(0)